日時計
福王子神社から東へ進んだ先に仁和寺があります。
仁王門前の日時計は午前7時を指し、開門まではまだ時間がありそうなので、
御室八十八ヶ所霊場を巡ることにしました。
一番
仁和寺から西へ進み、ガソリンスタンドの角を北へ進んだ先に
霊場1番の霊山寺があります。
御室八十八ヶ所霊場は文政10年(1824)の頃、仁和寺第29世・済仁(さいにん)法親王
(1947~1848)が四国八十八箇所の巡拝ができない人々のために発願し、
四国八十八箇所各札所の砂を持ち帰らせてお堂に埋めたことが起源とされています。
仁和寺境内にある標高236mの成就山に、八十八の堂が建立され、
各札所の寺院と同じ本尊と弘法大師が祀られ、その山道の延長は3kmに及び、
約2時間を要します。
1番から23番の薬王寺までは「阿波の国 発心の道場」と記されています。
やすらぎの道
弘法大師像が祀られ、「やすらぎの道」と記されていますが、
普段の心掛けによるものと思われます。
1番の標高、約95mから山頂にある第48番・西林寺まで標高差約140mを登るので、
それほど甘くはありません。
石仏
しばらく進むと、石仏が祀られています。
江戸時代から、この巡礼道を通る多くの人を、見守ってくださっているのかもしれません。
登り坂-常楽寺
第14番・常楽寺の手前頃から登り坂の斜面が急となります。
「何が常楽寺だ!」とぼやきたくなります。
展望-双ヶ岡
しかし、その先で双ヶ岡などの展望が開け、疲れが癒されます。
下り坂
せっかく登ったにも関わらず、下り坂となり、また登り坂になります。
この巡礼道は、この先もアップダウンが繰り返されます。
二十三番
23番の薬王寺です。
阿波の国から土佐の国へと向かうのですが、「修行の道場」と記されています。
木の根の石仏
木の根の下に石仏が祀られていますが、その木は切り倒されています。
三十一番
稜線付近の第31番・竹林寺は台風被害なのか、屋根が吹き飛ばされています。
三十二番
第32番・禅師峰寺も柱が石柱で支えられています。
弘法大師像
その先には弘法大師像が祀られています。
風雨に耐えて立つ「修行の道場」が象徴されているように思えます。
三十六番
第36番・青龍寺です。
三十六番-堂内
本尊は不動明王で、堂内には護摩壇がありますが、
長い間使用されてないように思われます。
四十番
第40番の観自在寺です。
早くも土佐の国を巡り終え、伊予の国へと向かいます。
「菩提の道場」と記されています。
四十一番
第41番の龍光寺は六角堂です。
宇和島市の龍光寺は明治時代に再建されていますが、六角堂ではありません。
また、神仏習合時代の旧本堂は、現在は稲荷神社となっていますが、
その本殿も六角堂ではありません。
四十三番
第43番の明石寺です。
愛宕山
その先では愛宕山方面の展望が開けています。
標高924mと890mの二峰から成る双耳峰ですが、この地からは一峰のように見えます。
少し、いやかなりズルをして愛宕神社に参拝しましたが、
ここからは神社は890mのピークに邪魔されているように思えます。
宇多天皇陵参道-山上
巡礼道に戻り、先へ進むと第59代・宇多天皇陵参道の標石が建っています。
現在は仁和寺の東側から原谷への車道が整備され、
その車道からも参道が続いているので、下山してから車道をバイクで登り、
宇多天皇陵へ参拝したいと考えています。
原谷
こちらが原谷です。
正面が五山送り火、左大文字の大北山で、
その背後には京都北山の山並みが望まれます。
成就山頂上
成就山頂上にある第48番・西林寺です。

ベンチもあって休憩もできます。
成就山頂上-展望
京都西山の展望が開け、南の端は天王山です。
市内展望-西山
第48番・西林寺から下った先には市内方面の展望が開けています。
西山方面
市内展望-中心
市内中心部
市内展望-東山
東山方面
五十三番
下って行くと第53番・円明寺で迷いました。
最大の難所(?)で、迷いながらも岩を登ると第53番の円明寺で正解でした。
五十三番-順路
次の第54番・延命寺へはお堂と岩の間を通って進みます。
上の池
池があります。
第53番・円明寺で迷ったこともあり、仁和寺の開門時間が迫ってきました。
ショートカットしたため、いつの間にか讃岐国に入っていました。
六十八番
下った所にも池があり、第68番の神恵院(じんねいん)は池の中にあります。
鴨
池には鴨も住んでいます。
七十一番
第71番・弥谷寺(いやだにじ)も倒壊の危機にあります。
「作業中」と記されていますので、復旧される日も、そう遠くはないと思われます。
八十七番
ようやく下ってきました。
第87番の長尾寺です。
橋
長尾寺から橋を渡ります。
大窪寺-鐘楼
橋を渡った右側には鐘楼があります。
大窪寺-正面
結願の第88番・大窪寺は立派なお堂です。
大窪寺-右側
お堂の背後には宝篋印塔が建っています。
六地蔵
その右側には六地蔵が祀られています。
池
大窪寺の前方には池があり、カキツバタと思われる黄色の花が咲いています。
宇多天皇陵参道-麓
更に下ると宇多天皇陵参道の入口があります。

仁和寺へ向かいます。
続く

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