清涼寺の仁王門の手前に愛宕野々宮両御旅所があります。
御旅所とありますが、ここに両社の神輿が納められています。
5月の第四日曜日に野宮神社と愛宕神社合同の還幸祭が行われますが、
愛宕神社は山の上なので勿論、野宮神社の神輿でさえ、
神社に立ち寄ることはありません。
大覚寺までの二つのコースがあり、年毎に交互にコースに沿って大覚寺へ向かい、
神官と僧侶のお祓いを受けて御旅所へ戻るという、ちょっと考えると不思議な祭です。
元禄4年(1691)に松尾芭蕉が見学したとの記録も残され、歴史のある祭でもあります。
「嵯峨祭」と呼ばれ、当日は2基の神輿の他、子供神輿、5本の剣鉾や稚児行列が
嵯峨野一帯を巡幸するそうですが、今年は新型コロナの影響でどうなることか...
清涼寺(嵯峨釈迦堂)へ向かいます。
続く
にほんブログ村